2017年7月31日

孟意堂風水的 パワースポット探訪No10

孟意堂風水的 パワースポット探訪

去る7月15日、孟意堂久美子先生のセミナー「金運を引き寄せる風水特別講座」が開催されました。今回の「孟意堂風水的 パワースポット探訪」は、そのセミナーの模様をお伝えします。

●金運には2種類ある

会場には約130名の参加者が集まりました。参加者のみなさんを前に久美子先生は、
「私のセミナーだからといって、私が一方的に話すだけで終わるのではなく、みなさんにたくさん質問していただきながら、どんどん参加していただきたい。そして風水の楽しさを味わっていただきたい。風水について何かしら吸収して帰ってください。」
とあいさつ。久美子先生のよく通る声が響き、会場がぱっと明るくなりました。

今回のセミナーのテーマは「金運」です。
久美子先生によると、金運には「正財(しょうざい)」と「偏財(へんざい)」という2種類があるそうです。「正財」は、自分が頭や体を使って、頑張って働いて得られるお金のこと。そして「偏財」は、たとえば投資などお金に働いてもらって得られるお金のことを指します。

「正財は、自分で頑張って得たお金なのでいいのですが、偏財は、お金に社会で動いてもらって得られるもの。ですから偏財でお金が手に入ったら、何かしらの形で社会に還元しなければいけません。この2つの種類を間違えてしまうと、お金持ちにはなれません」
いくら金運に恵まれているからといって、傲慢になったり、自分に都合よく考えてばかりではいけないという戒めも込められているのかもしれません。

●お金に恵まれるかどうかは、十干で決まる

億万長者になりたい人でなくても、お金で苦労せずに生涯を送りたいと思っているのではないでしょうか。しかし久美子先生のひと言に参加者のみなさんが騒めきました。
「ご自身が十干のどれにあたるかによって、金運がいいのか悪いのかが決まっています。もともと正財を持っている人、偏財を持っている人、両方持っている人、片方しか持っていない人、そして両方持っていない人。これは生まれつきなのです」
つまり、生まれたときからお金持ちになれる素養があるかどうかが決まっていると聞き、「良かった」と歓喜の声を挙げる方、「金運ないのか」とがっかりされる方、反応はさまざまでしたが、久美子先生は諦める必要はないと断言。

「求めることは何なのか、どんな稼ぎ方が合っているのかを見極める必要があります。どうせ私は金運がないからと諦めるのが一番良くありません。たとえば私の知人は3人で組んで会社を興しました。共同経営者である3人はまったく違うキャラクターで、十干も違います。だからお互いに足りないところを補いながらビジネスを行っています。非常に賢いやり方だと思いますが、ビジネスで大成功してお金儲けをしたいと思うならば、グループ単位でやることが効果を発揮する場合もあります」

久美子先生は、十干それぞれの金運について解説。十干がつかさどる五行(木・火・土・金・水)が持つエネルギーによって、金運が良い、金運には努力が必要、大金を稼ぐことができても貯金できないなど、さまざまな性質が備わります。特に金運に恵まれるのは、甲(きのえ)と、乙(きのと)。お金に困りやすいのは、壬(みずのえ)と、癸(みずのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)なのだとか。
もちろん、金運に恵まれなくても、「十干にはそれぞれ良いところがあるので、金運に恵まれなくても、他でカバーすればいい」と久美子先生。孟意堂風水はとても前向きな風水です。

●自宅では玄関・台所・寝室の方位をチェック

十干それぞれの金運について確認した後は、金運によい方位について話が進みました。
久美子先生が準備された資料には、私たちにとっておなじみの漫画『サザエさん』の家の間取り図が登場。浪平さんと舟さんの部屋、サザエさんたち親子の部屋、そしてカツオとワカメの部屋が置かれた方位の特徴や、玄関、台所といった主要な場所の方位をわかりやすく確認しました。
金運だけでなく、すべてのエネルギーが入ってくる玄関。私たちの体をつくる食べ物を扱う台所。そして寝室。自宅では特にこの3カ所が重要ポイントだと久美子先生。
金運を上げるなら、寝室は北の方位がベストで、「自分が必要とするエネルギーの方位に向かって寝ていれば、先天的にエネルギーを備えていなくても、必要なエネルギーが後天的に入ってきます」とのこと。

その方位からのエネルギーを吸収したいと思った場合は、その場所に座ったり、寝たりするだけでも吸収できますが、方位が間違っていなければ大丈夫というわけではないとも久美子先生。
「ご自身が元気になりたかったら、元気な家に住まないといけないし、もっといえば元気なエリアに住まないといけません。さらにいえば、お部屋の窓から何が見えるのか、たとえば隣で工事をしているとか、そういった外的な要因でもエネルギーは左右されますから一概に判断できるものではないんです」
そして、三元九運法に紐づき、これからやってくる第9運で意識すべき方位や、運気を上げるための簡単な方法がレクチャーされました。

●孟意堂的、風水グッズとは?

最後は風水グッズの賢い使い方です。
久美子先生は、麒麟や瓢箪、それから宝石やコインを入れた宝箱など、風水の本場中国で使われる風水グッズを紹介。風水グッズを多用しないという久美子先生ですが、その久美子先生が活用しているものとして、そろばんを挙げられました。そろばんが風水グッズになるのかと、驚きの声がもれます。
「物を置けば安心というわけではないんです。自宅の周辺に何かあって、ご自身が持つエネルギーがどういうものであるのか。それらのエネルギーに風水グッズが呼応して力を発揮してくれるので、どのようにエネルギーを関連づけるのかが大事。必ずみなさんのエネルギーの中に課題を解決に導く要員がある。だからその要因を引き出すような風水グッズを選ばないといけません。」
と久美子先生。そして、金運を引き寄せるための、とっておきの秘策として「福星貴人」を紹介。「福星貴人」は、お金や食べていくのに困らないための貴人で、方位として使う場合は十干により方位が決まっています。その「福星貴人」を説明しながら、「福星貴人」の簡単な取り入れかたをレクチャー。「簡単なことから風水を生活に取り入れてほしい」と話されました。

風水は生活の知恵、生活を楽しくするもの。前向きになるためものものという、孟意堂風水の考え方が、とてもわかりやすく解説されたセミナーでした。

(プロフィール)

孟意堂 久美子(まんいどう・くみこ)
孟意堂 久美子(まんいどう・くみこ)
名古屋市出身。学生時代から中国に興味・関心を持ち、結婚を機に香港に移住。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、風水師デビッド•ソーの弟子として無常派風水に師事。2008年デビッド・ソー氏が急逝する一週間前、「風水マスターとして独立しなさい」と告げられたことをきっかけに、ソー氏の意思を受け継ぐことを決意。その後、香港風水界の四天王と呼ばれた白鶴鳴氏、朱鷸橋氏らに師事し、風水三合法・三元法の大家である漢五派の門を叩く。
漢五派を継承した唯一の日本人として、第七十三代嫡系・孟意堂(意に長けるの意味)の名を授かり、企業や有名店、そして個人への風水鑑定やセミナーを行う。風水学だけでなく、四柱推命や、お日柄や暦を見る「擢日(たくじつ)」を組み合わせるのが孟意堂風水の特徴で、風水によって人の心と生活を豊かにしたいと中国・日本を行き来しながら活動を続けている。

金運を引き寄せる 孟意堂風水

著書「金運を引き寄せる孟意堂風水」(廣済堂出版)

孟意堂風水 公式サイト
http://mannidou.com/

Pocket page weekly「香港・孟意堂の風水シリーズ!」
http://www.pocketpageweekly.com/tag/hikosaka/