伝統美を普段使いしながらエコにもなる「SHIROMUKU-結」シリーズ
「ボックスポーチ」4,800円(税別)
サイズ:13×8×8cm、素材:シルク、その他(本体)
環境に配慮した製品づくりで知られる「ECOMACO(エコマコ)」から、
ジャポニカシリーズとして「SHIROMUKU~結」が発表されました。
地模様をなぞるように施された刺繍と、ファスナーのきりりとした色が
アクセントになったポーチには、花嫁さんの幸せな記憶が刻まれています。
というのもこのポーチ、本物の白無垢をリサイクルして作られているのです。
婚礼用の貸衣装の多くが古くなると焼却処分されてしまう現状があったそうです。
「ECOMACO」の担当者さまに誕生のきっかけを伺いました。
「私どもが白無垢と出会ったのは『日本の美』をテーマに白無垢を素材に選んで発表した、2007年のシンガポールコレクションでした。
その後、2012年にウエディングドレスを展開し始めた歳、様々なレンタルショップのかたとお話しをさせていただく中で白無垢の現状を知り、なんとか生まれ変わらせることができないかと考え、企画をスタートさせました」
高度な技術が生む繊細な美しさを日常使いで
「結」に限らず「ECOMACO」では素材をどう活かすかを第一に考え、
商品企画をしています。
ボックスポーチのほかにも、バッグやカードケース、キーケースに
生まれ変わった白無垢もあります。
再利用にあたっては、染色や他の生地との相性など、
白無垢という素材を活かす方法を何度もテストしたそうですが、
それは実験と失敗の繰り返しだったそうです。
そんな中たどり着いたのが、シルクのみを染色することで刺繍を活かし、
日常使いがしやすいようにオーガンジーを重ねる手法でした。
オーガンジーを重ねることで、伝統とモダンがミックスした新たな魅力が生まれました。
ジャポニカシリーズには、和菓子をモチーフにした
Tシャツや雑貨がユニークな「wagashi」シリーズもあります。
そこで、白無垢や和菓子に代表される日本の美しさは、どこにあると思うかをたずねました。
「高度な技術に裏付けされた繊細な美と、そこに物語があることだと思います」
「結」に用いられた白無垢にも伝統の織りの技術と、古くから伝わる日本独自の婚礼文化、そして身にまとった新婦たちの思い出が詰まっています。
ぜひ手にとって、その物語に思いを馳せてみてください。
ECOMACO長野アトリエ店
長野県長野市岡田町96-5
Tel:026-224-5165
営業時間10:00~18:00(日曜祝日定休)
http://www.ecomaco.com/