長沼静きもの学院の技術やきものに触れる機会を増やすために
昭和30年に設立以来、全国に着付教室を展開し、誰でも簡単にきものに親しんでいただけるよう着付やくみひもの技術を伝えながら、きもの文化・精神性を世に継承しつづけている長沼静きもの学院が、去る2月7日（日）にベルサール渋谷ファースト（東京渋谷区）にて、「長沼FESTA!!」を開催しました。
約700名が集った「長沼FESTA!!」
これまで長沼静きもの学院では、学院祭や時代衣装講座など和文化やきものに関する各種イベントを開催しながら、きものの魅力を伝えたり、全国に30校ある教室の生徒の皆さまとの交流を図ってきましたが、今なぜ「長沼FESTA!!」なのでしょうか。
会の冒頭、長沼秀明代表は、「長沼静きもの学院の主役は、なんといっても着付やくみひもの技術習得に励む生徒の皆さまです。私は、長沼の技術や装いをお披露目する機会を、もっと設けたい。生徒の皆さまが主役になって、“長沼の技術はここにあり”と見せることで、大きなパワーになっていくのではないかと考え、『長沼FESTA!!』を開催することにしました」とごあいさつ。長沼代表の「長沼FESTA!!」にかける熱い気持ちが、強く伝わってきました。
壇上に立つ長沼代表
豪華なゲスト審査員を迎えて開催されたのは、ドレッサー部門、スタイリスト部門、カップル部門の審査です。各校で開催された予選会を通過し、この日に向けて練習を重ねてきたファイナリストたちが、舞台の上で緊張しながらも装いの美しさや技術力を競い合いました。
ドレッサー部門ベストスタイリスト賞を受賞した千葉智子さん
スタイリスト部門・留袖、振袖の着付時間は10分。花嫁着付は15分。そのスピードに会場がどよめきました
花嫁着付ベストスタイリスト賞を受賞した興津郁美さん
感動の涙と笑顔に包まれて
カップル部門では夫婦、親子、兄妹など総勢6組の個性豊かなカップルが、2人ならではきものの魅力をアピールしてくださいました！
すべての審査終了後、各部門の受賞者が発表されると、同じ着付教室のお仲間たちから大きな歓声が。舞台に立つ受賞者の皆さまは晴れやかなお顔あり、感動の涙でぬれたお顔ありと、さまざまでしたが、今日まで長沼静きもの学院と一緒に歩んできてよかったという思いは同じです。
なお、ハワイ旅行がプレゼントされたグランプリ「Best of NAGAMUMA」には、ベストカップル賞を受賞した山本美代子・山本大地親子が選ばれました。
着付を学ぶ男性は、長沼静きもの学院の中でも山本大地さんを含めて数名しかいないとか。「所属する新宿校の皆さんに助けられてきた」と山本親子。
最後に受賞者の皆さまに少しだけ感想をいただきました。
「お正月にイギリスでカウントダウンパーティーに参加したのですが、このきものが素晴らしとたくさん褒めていただきました。海外の方にもきものの良さをもっと知っていただきたいと思い、カウントダウンパーティーをテーマに選んだのですが、きものが素晴らしいからこその受賞だと思っています」（千葉さん）
「舞台に上がると極度の緊張でパニックになってしまって、失敗したなと思うことが多かったので、名前を呼ばれたときはまさか自分が！と思いました。でも、本当に嬉しかったです」（興津さん）
くみひもクリエーター・アイデア部門・スタイリスト部門創作帯結びの作品が並んだ会場
また、会場ロビーでは、くみひもクリエーター部門・アイデア部門として、くみひも科の生徒が出品した帯締作品や代表の羽織紐。さらに、当日出場者が創り上げた華やかな帯結びの展示もあり、来場者による人気投票が行われました。
お気に入りのきもの、とっておきのきもので装った参加者の皆さまにお集まりいただいたことで、東京に一足早く春が訪れたような、そんな華やかなイベントとなりました。
久々の再会に湧き、記念撮影に忙しい方々も数多く見られましたが、長沼静きもの学院では、きものを通してお友達ができたり、今回の「長沼FESTA!!」のように、日頃のレッスンや結婚式場などの着付で培った技術の成果を披露したり、丹精込めて組みあげたくみひもを多くの方に見ていただく場をたくさん用意しています。まずは体験レッスンで、楽しくきものに触れてみてください。
●自分できものを着てみたい方におすすめ「無料お試しレッスン」
●人に着付けたい、着付師を目指したい方におすすめ「着付師無料相談会」
●和の小物を作ってみたい方におすすめ「くみひも選べるプラン」
