まるで芸術品のように美しい日本の生菓子はとても繊細な佇まいの和菓子です。
いったいどうやって作るのでしょうか?
そんな興味が湧いたら、ぜひ日本橋の「鶴屋吉信東京店」を訪れてみてください。
そこのオープンスペース内のカウンター席「菓遊茶屋」では、熟練の菓子職人さんが
目の前で生菓子を作ってくれるのです。
カウンターでいただける生菓子は、
カウンター限定の2つと店頭で販売もしているものが1つ、3つの中から選びます。
お菓子によっては裏ごしの道具を使ったり、小さなヘラを使ったり。
どれも見事な技であっという間に美しい季節の生菓子が完成します。
外国人のお客様からは「ワンダフル!」と声がかかることもあるそうです。
さながら小さな芸術品のよう。そして、それをいただく幸せ。
生菓子でみつける四季のうつろい
10月の生菓子より「晩菊」を作っていただきました。
お抹茶の鮮やかな緑色と生菓子の対比も美しく、思わずため息がでます。
おいしいお菓子をいただきながら、
目の前にいる職人さんから、生菓子の名前の由来や
使っている材料を聞くのも楽しいひとときです。
目の前で生菓子を作ってもらえるこの和のパフォーマンスは
200年以上の伝統を誇る京都本店と、東京店のみでしか体験できません。
お店の近くに行ったときは、ちょっと覗いてみるのもいいかも。
取材した東京店は、誰もが気軽に入れる、アットホームな雰囲気です。
ショップ、茶房、菓遊茶屋がオープンスペースで一体となっているので
気楽に伝統の味と技を堪能することができます。
「鶴屋吉信 東京店」
ショップ
営業時間 10:00~21:00
茶房 / 菓遊茶屋 10:30~20:00(ラストオーダー19:30)
TEL 03-3243-0551
http://tokyo-mise.jp/