感度の高いショップが点在する最近注目の蔵前でも、
ひときわ目立つネイビーの大きな暖簾が目印のお茶やさん「NAKAMURA」におじゃましました。
店内に入ると、和製アロマテラピーとして注目の茶香炉から立ち上る、癒される香りが迎えてくれます。
80年前に作られたお茶箱を棚に用いたり、カウンターにしつらえてあったり、
どこか落ち着く内装でゆっくりお茶を選ぶことができます。
日本が誇るお茶文化をカジュアルに
店主の西形さんは静岡県の藤枝出身。
お茶農園で生産を続けている中村さんとは同郷です。
小さい頃から親しんできた中村家のおいしいお茶を、いろんな人に知ってもらいたいと思いから、今年2015年にお店をオープンさせました。
世界的にも注目されている日本のお茶文化を、特に若い世代にももっと身近に感じて欲しいという中村さん。
「おいしいお茶の香りをかいで、そしてゆっくり飲む。それだけでリラックスできるんですよ。きちんとお急須で淹れるお茶のおいしさを知ってほしいですね」
品質のよさを伝えるために、収穫日や収穫した畑など茶葉の情報をシリアルナンバーに記載しています。また、品質保証書をひとつひとつにつけています。
日々の暮らしの中にお茶を
店頭では、おいしいお茶の淹れかたを教えてもらえます。
気軽にテイスティングもできるので、自分好みのお茶を見つけることができます。
今回は「Organic Sencha Garden NO.02」で西形さんに淹れていただきました。
おいしく入れるには、お湯の温度も大切。
1煎目は70度、2煎目は80度、とお湯の温度を変えて、
それぞれのおいしさを味わいます。
テイスティングをする人の多くが感じるという
「山の茶畑の香り」という表現に納得。
口の中に茶葉のうまみが広がり、リラックスしました。
ブレイクタイムに、ほっと一息、丁寧にお茶を淹れて飲む時間を
取り入れてみてはいかがでしょうか。