「最初の人間国宝 石黒宗麿のすべて」
石黒宗麿（1893〜1968）は、昭和30（1955）年に重要無形文化財保持者（人間国宝）の制度が誕生すると最初の人間国宝に認定されました。このとき一緒に人間国宝になった富本憲吉は色絵、濱田庄司は民芸陶器、荒川豊藏は志野と、その作風がすぐに思い浮かびます。しかし、書画にも非凡な才能を発揮した石黒は感性のままに形を作り、絵付け、線刻といった多彩な技法を駆使し、鉄釉陶器だけでなく、様々な作品を生み出していきます。近代感覚に溢れ、生き生きとした独自の世界を創りあげた石黒の約20年ぶりとなる回顧展、自らを異端と称した石黒の斬新で品格のある世界をぜひお楽しみください。
なお、会期中には、キャラリートークやシンポジウムなどの開催を予定しています。石黒宗麿について、ちょっと気になるという方も、じっくり知りたい方も、どちらもご満足いただける内容です。
黒釉葉文茶碗 個人蔵
彩瓷柿文壺 東京国立近代美術館蔵
柿釉金彩鳥文鉢 個人蔵
展覧会情報
会期：2015年12月8日（火）〜2016年1月31日（日）
会場 渋谷区立松濤美術館
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
電話:03-3465-9421
http://www.shoto-museum.jp/
開館時間：午前10時〜午後6時（入館は午後5時30分まで）
金曜日は午後7時閉館（入館は午後6時30分まで）
休館日：12月14日（月）・21日（月）・24日（木）・28日（月）〜2016年1月4日（月）・12日（火）・18日（月）・25日（月）
※会期中、一部展示替えがあります。
入館料
一般500円（400円）／大学生400円（320円）／高校生250円（200円）／小・中学生100円（80円）／60歳以上250円（200円）
※（ ）内は10名以上の団体割引料金
※小中学生は土・日曜日及び休祝日は入館無料
※毎週金曜日は渋谷区民入館無料
※障がい者及び付添の方1名は入館無料
