「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」
KIMONO From the Kofun to the Edo period
昭和初期の春の京都を彩った「染織祭」。この祭りで京都の人々を魅了したといわれているのが、古墳時代から江戸後期までの女性風俗を再現した衣装行列。その優雅な衣装は、染織の黄金時代とも称される当時、最高の技術をもった職人がその技のすべてを傾けて、この祭りのために復元したものです。
葵祭・祇園祭・時代祭にとともに「京都の四大祭」として盛大に行われていた「染織祭」は、戦争の混乱の中で、いつしか人々の記憶から消えていきましたが、本展で紹介されている8時代100領の優雅な衣装は、往時の華やかさと職人技の粋を伝えています。
室町時代<諸職の婦女>石畳取草花文様小袖
公益社団法人 京都染織文化協会蔵
安土桃山時代 垣に桜紫陽花文様小袖
公益社団法人 京都染織文化協会蔵
奈良時代<歌垣>紋羅薄紅夾纈染唐衣
公益社団法人 京都染織文化協会蔵
展覧会情報
会期:2015年10月17日(土)~2016年1月12日(火)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30分まで)
休館日:水曜日、12月24(木)(12月23日(水・祝)は開館)、年末年始(12月29日(火)〜1月3日(日))
会場:神戸ファッション美術館
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2-9-1
TEL 078-858-0050
http://www.fashionmuseum.or.jp/
入館料:一般500円/小・中学生・高校生・65歳以上250円
※和装でご来館の方は無料
※「神戸ゆかりの美術館」、「小磯記念美術館」へは入館券の半券提示により割引料金で入館できます。
※上記料金で特別展示とベーシック展示の両方をご覧頂けます。
◆関連イベント
【講演】「染織祭復元時代衣装が語り継ぐ日本の染織」※参加無料/要申込
12月19日(土)14:00〜15:30(13:30開場)
講師:小山弓弦葉(東京国立博物館 学芸研究部調査研究課工芸室長)
会場:4F 第1セミナー室
定員:90名(先着順)
申込方法:Eメール・FAX・往復ハガキのいずれかに、「住所・名前・年齢・性別・電話・参加希望イベント名と時間」を明記の上、お申込みください。
E-mail:workshop@fashionmuseum.or.jp
FAX:078-858-0058
往復ハガキ:〒658-0032神戸市東灘区向洋町中2-9-1 神戸ファッション美術館
※定員になり次第締め切ります。結果はEメール又はFAX、ハガキでお知らせします。
【伝統染織技術ワークショップ】
「いろんな素材で平織体験」※申込不要(随時自由参加)
1月4日(月)・5日(火)13:00〜17:00
毛糸、麻、ビニール、紙、木くずなどを使って、自分だけのしおりを作ります。
講師:当館スタッフ
会場:1F エントランスホール(ロビー)
参加費:無料(要入館料)
◆同時開催パネル展示
「染織産地の歩き方」
会場:1階 エントランスホール(ロビー)
協力:Secori Gallery