2016年2月15日

着物で訪れたい川越の名店「料亭山屋」

和を楽しむア・ラ・カルト

「川越唯一の料亭でちょっと贅沢な平日ランチ」

川越で唯一の料亭、「山屋」。そこに一歩足を踏み入れると、建物の歴史の深さを感じることができます。

「山屋」外観1

「山屋」外観2

山屋の前身は、幕末より営んでいた仕出し屋さん。明治初年に、関東を代表する豪商・横田家の別邸を譲り受け、今日の場所に移り、今の当主で5代目になるのだとか。幕末の頃の関東長者番付では常に横綱格だった横田家、その富によって贅を尽くして建てられた邸宅の敷地はなんと900坪。江戸の面影をしっかりと残しています。

建物の中に入るとすぐ心を奪われるのが、目の前に広がる大きな庭園。武蔵野の風趣に富んだ空間が、圧倒的な静寂を演出しています。樹齢180年を数えるカシの木や、紅葉の時期には美しく色づくもみじなど、四季折々の変化を見せてくれるそうです。

目の前に広がる大きな庭園

そんな自然豊かな庭園を臨む歴史深い邸宅で、平日に限り、ちょっと贅沢なランチを楽しむことができます。合い席の喫茶室と個室、それぞれの部屋でいただける平日限定のランチです。

合い席の喫茶室ランチは予約の必要がなく、「かごめ弁当」と「つばめ弁当」、2つのお弁当が用意されています。料金は「かごめ弁当」が1500円(税別)で、「つばめ弁当」は3000円(税別)。どちらも売り切れ次第終了なので、早めの時間帯に訪れることをオススメします。ちなみに開店時間は11時30分。

「山屋」のランチ

事前予約が必要な個室でのランチは、「季節のお弁当」4500円(税別、サービス料10%)と、「特別会席」6000円(税別、サービス料10%)という2つのコースから選べます。

いずれの料理も旬をいち早く取り入れた山屋こだわりのメニュー。彩り鮮やかな上品な味に舌鼓を打つこと間違いなしです。

彩り鮮やかな上品な味に舌鼓

毎月18日の「川越きものの日」に着物姿で合い席のランチを注文すると、デザートが一品サービスされるという嬉しい特典も。

デザートサービス

デザート

着物姿で訪れたい川越の名店「料亭山屋」で、平日ランチタイムを堪能しましょう!

撮影・取材にご参加いただいた池野谷 知美(いけのや ともみ)さん。長沼静きもの学院川越校にて、着付や色彩理論、独創的な帯結びなどを学んでいる。師範専修科在籍。

池野谷 知美さん
http://naganuma-kimono.co.jp/school/kawagoe.html

料亭山屋
川越市幸町11-2
営業時間 11:30~21:30(ラストオーダー19:30)※日曜祝祭日は昼時のみ営業の場合有り
TEL 049-224-0048
http://ryoutei-yamaya.com