2016年1月7日

進化するお正月遊び。かるた、あれこれ

和を楽しむア・ラ・カルト

楽しかったお正月休み。家族や仲間で集まっておせちを食べながらゲームをしたり、映画を観て過ごした人が多いのではないかと思いますが、日本には昔ながらのお正月遊びというものがたくさんあります。羽つき、たこ揚げ、福笑いなど、今はやらなくなってしまいましたが、その中でも「かるた」が進化を遂げているってご存知でしたか?

かるた

そもそもかるたは、文字が書かれた読み札と絵札を使ったカードゲーム。ポルトガルで親しまれていた「カルタ」が日本に入っていきたのが16世紀の半ばと言われていますが、その後、「百人一首かるた」や、「犬も歩けば棒にあたる」といったことわざを用いた「いろはかるた」などがつくられ、お正月遊びの定番になりました。全国各地の特徴や観光スポットを題材にした「郷土かるた」や、人気アニメをテーマにしたものなど実にさまざまなテーマでつくられています。

◆ことわざ漢字カルタ丸

かるたは四角いだけじゃない。丸いかるたもあります。『ことわざ漢字カルタ丸』は、ことわざに使われている漢字を文字絵っぽくデザインしていて、見ているだけでも楽しいですね。
ことわざ漢字カルタ丸

◆オカルトかるた

これであなたも超常現象に詳しくなれる!?
「(さ)3メートルの宇宙人が毒霧を放つ」など超常現象用語がずらっと並んだかるたは、オカルト雑誌の草分けとして知られる雑誌「ムー」公認の『オカルトかるた』。

鳥居みゆきちゃんも「オカルトかるた」を体験済み。

オカルトカルタもらっちった〜げへへ稽古行ってくるだ #ムーSHOP

鳥居みゆきさん(@toriimiyukitorii)が投稿した写真 –

◆修造かるた!

熱い、熱すぎるけれど元気の出る言葉を言わせたらこの人の右に出る者はいない松岡修造のメッセージがかるたに! パッケージには、「『日めくり まいにち、修造! 』を遊ぶ、聴く、お守りに持ち歩く!」……。かるたって持ち歩くものなの? まあ細かいことは気にしないでいいのかな。

かるたっておもしろい!と思われたら、大正10年創業の奥野かるた店へ。現在店舗のある神田神保町(東京都千代田区)には昭和54年に移転。平成21年に店舗の2階を改装し、「小さなカルタ館」として貴重なコレクションを展示しています。ちなみにご紹介した「ことわざ漢字カルタ丸」は、こちらのオリジナルです。

奥野かるた店