2016年2月26日

着物で訪れたい川越の名店「龜屋本店」

和を楽しむア・ラ・カルト

「創業230有余年、伝統の芸術品といわれる逸品菓子」

老舗が多い川越の中で、老舗中の老舗と呼べるのが、ここ「龜屋本店」。創業230有余年、小江戸川越を代表するお店です。

「龜屋本店」外観

川越蔵造りの通り(一番街)に位置するこの龜屋本店。袖蔵を持つ土蔵造りは、一番街の中でも一際目立つ存在で、観光スポットとしても注目を集め、平日でも買い物客が途切れません。

「龜屋本店」で買い物1

そんな龜屋本店でまず手に入れたい逸品。

それはやはり「亀の最中」でしょう。小豆を丹念に炊き上げた程よい甘さの餡と国産のもち米の最中種で合わせた亀甲型で一口サイズの最中です。伝統の芸術品といわれる逸品菓子。社団法人小江戸川越観光協会から「川越セレクション」として認定を受けています。

「亀の最中」

また、同じく「川越セレクション」として認定を受けた「亀どら」は工場長のオススメ。通常、どら焼の皮は、小麦粉、砂糖、卵が基本。「亀どら」は、砂糖をおさえオリゴ糖、粉末水飴、はちみつを使用して自然な甘さに仕上げているのだとか。但し、この「亀どら」の販売は、元町店のみでの販売ですのでご注意を。

「龜屋本店」で買い物2

230有余年という伝統を重んじながらも、時代に合わせた新たなチャレンジも続ける龜屋。毎週金曜日には「自分へのご褒美に」というテーマで、月替りのお菓子を提供しているそうです。

着物姿で訪れて、逸品菓子を手に入れる。お世話になっている方へのお土産に、いつも頑張っている自分へのご褒美に、用途は人それぞれに楽しめます。

着物姿で訪れて、逸品菓子を手に入れる

尚、本店店内には龜屋230有余年の歩みをたどる「歴史ギャラリー」が併設されていて、展示物から龜屋の歴史を感じ取ることができます。見学は無料なので、是非オススメです。

撮影・取材にご参加いただいた池野谷 知美(いけのや ともみ)さん。長沼静きもの学院川越校にて、着付や色彩理論、独創的な帯結びなどを学んでいる。師範専修科在籍。

池野谷 知美さん

龜屋本店
川越市仲町4-3
営業時間 9時~18時 年中無休
TEL 049-222-2052
http://www.koedo-kameya.com