2017年6月13日

にっぽんの「新しさ」と「古さ」の間に。

和を楽しむア・ラ・カルト

ayatori

着物と切っても切れない関係にある「帯」。

着物がお好きな方なら、どの着物にどの帯を合わすかという悩みはつきものですね。

そんな中
「帯」単体に注目し、帯の魅力を存分に引き出すブランドが去年、新たに誕生しました。

「AYATORI」

ブランドプロフィール

AYATORIは、主に着物や日本特有のデザインを中心に扱う、和のオリジナルブランドです。昨年2016年3月から活動を始めています。歴史を感じられる和柄模様や現代風のデジタルプリントなど、多様な種類のクラッチバッグは、自由で楽しい気持ちになれるものばかりです。和柄は古いというイメージを変え、新しいものを作り続けていきます。

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デザイナープロフィール

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りか えばんず
北海道 富良野市出身 東京在住
幼少時代から、琴や三味線などの日本伝統文化に触れてい
た影響もあって、和文化に興味がありました。北海道からロンドンへ留学し、人生もっと自由に楽しく表現していいのだと感銘を受けました。その後、東京に移動し、全国から集まるクリェイティブな人々に出会い、私も自分を表現してみたいという気持ちになりました。現在は、着物や帯の魅了を伝えるため、ハンドメイド作家として、デザイン・作成をしています。

BAGINFO

こうしてAYATORIの作品を見てみると、帯とクラッチバックは本当に相性が良いなと感じます。
ブランドコンセプトにもありましたが
和柄=「古い」というイメージは全然感じず、とても現代風で新しいというイメージのほうが強く印象に残りますね。

それでいて
新しいという感覚がまた、和柄の懐かしくレトロな雰囲気をうまく調和している気がします。

デザイナーである、りかえばんずさんに帯クラッチバックが完成した経緯を尋ねてみました。

ayatori

〇帯クラッチバックが完成した経緯を教えてください

今から2年前(2015年)になると思いますが、
当時、着物の着付けを習っていました。友達と、リサイクル着物のイベントに行ったお店には、着物や帯が山のように積まれていて、そこで素敵な一本の帯に出会いました。
着物に合わせるのではなく、この帯から何か作れるかもしれないと、購入。そのまま、タンスで一年ほど眠っていました。

翌年、友達に誘われたイギリスでの結婚式。着物を着たら目立ってしまうと思い、何かジャパニーズ要素をドレスに追加したかったんです。

ドレスに合わせるクラッチバッグを持っていなく、自分で作ろう!と思い、その展示会で購入した帯で作りました。ミシンも持っていなかったので、手縫いで仕上げたんです。

それが、この写真のオレンジのクラッチバッグです。これをイギリスでの結婚式に持って行ったところ、大人気で、気分を良くした私は、それから作り続けています!

ayatori

〇どこからインスピレーション?を受けていますか?

やはり、海外旅行やロンドンというクリェイティブで明るい人と街との出会いが、型にはまらず、自由に表現していいのだという気持ちにさせてくれました。なぜ、日本人は着物を着ないのかと何度も聞かれ、その言葉から、もっと和文化に親しんでほしいと思うようになりました。

また、クラッチバッグの商品
名には、現在は使われない日本の美しい言葉を集め紹介しています。

キャプチャ2

キャプチャ3
(写真:AYATORI OFFICIALWESITEより)

〇今後の活動について

現在は、帯リメイク・エコという形で活動していますが、実は、今回紹介しているクラッチバッグや花札は、日
本を紹介する一部のツールだと考えています。近年、たくさんの海外の方が日本中を旅しています。日本は魅力
的な国だと思います。将来的には、作品製作と並行して、東京や地元である北海道のちょっとマイナーで楽しい
観光スポットなども、発信する和のオリジナル情報ブランドが目標です。

ayatori

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デザイナー、りかえばんずさんの拘りがたくさん詰まった日本の「新しさ」と「古さ」。
言葉や形式以外でも、こんな風に日本をデザインしていくデザイナーさんが増えると
きっともっと日本文化は新しくなり、それでいて古き良きを忘れない国になりますね。

これからの活動がたのしみです!

●SHOP INFO●

Shopinfo

WEB site>https://www.rika10ayatori.com/
WEB Store>https://ayatori.shopselect.net/

キャプチャ1

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wafulu ライター

GranewtonPicinic!

あこちゅあ

人を驚かすのが大好きな母親と、手先が器用な父親に甘やかされて育てられる。
(その血をそのまま受け継ぐ)
8歳のころから作詞をはじめ、サーカスと電飾と携帯電話と科学館が大好きな大人にすくすくと成長。

spoon+のプロデュースをはじめ、
2014年に立ち上がったWEBブランド「GEEKCLOTHING」のデザイナーもつとめる。
PV監督などの映像制作、イベント演出、アートディレクション、番組ナレーション、MC、
撮影モデルなど活動は多岐にわたり、いよいよ自分が何者かわからない。

【Twitter】https://twitter.com/acocream
【Facebook】https://www.facebook.com/acochualove
【officialWEB】http://spoon-web.net